7.大山清水

峠のすぐ手前左側に「旧山陽道大山清水」の石碑が建つ。ここは清水が湧き出ていて旅人の喉を潤したと伝えられる。

大山峠頂上から西へ20m下ると「大山清水」の湧き出し口がある。今でもわずかに水は出ているが、飲むのはあまりおすすめできない。

 

  横に「瀬野川支流大元谷川源流」と書かれた木柱が立っている。平成12年にこの水を分析した記録があるが「名水中の名水で、さわやかですっきりした味は、お茶やコーヒーにも最適。厚生省のおいしい水の要件をpH、硬度、有機物、鉄分、塩素イオン等ですべてクリァーしている」と書かれている。わずかながら大腸菌も検出されたらしい。硬度50を切ると名水と言われるが硬度12で名水中の名水({名水紀行」 佐々木健 著 春陽堂書店発行より)